ぴたははのお部屋

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9. ブレーキキャリパー オーバーホール

ブレーキキャリパーをオーバーホールするですよ。
※注意!
ブレーキのメンテナンスは、難しくはないですが、一歩誤ると大変危険です。
十分に注意して行い、メンテ後は乗る前に必ず、ブレーキの利きをチェックして下さい。
用意するもの
フロントキャリパー用
・【06451-GE2-405】ピストンシールセット x2
・【90545-300-000】オイルボルトワッシャー x2
・【45215-KA3-732】ハンガーピン(パッドピン) x2
・【45107-GE2-006】ピストン x2(〜92)
・【45107-MN5-006】ピストン x2(93〜)
リアキャリパー用
・【06431-MA3-405】ピストンシールセット x1
・【90545-300-000】オイルボルトワッシャー x2
・【45215-KA3-732】ハンガーピン(パッドピン) x1
・【43107-MA3-006】ピストン x1
※年式により細かくパーツが分かれています。
特に92年以前の年式の方は、パーツリストをチェックして下さい。


・一般工具
・8mmのメガネレンチ
・耐油ホース(ホムセンとかで、メーター数百円)
・空き缶
・ウェス
※エアコンプレッサー(空気入れ)、ワンマンブリーダー、ピストンツールなんかを持ってると、楽になったりしますし、注射器、ポンプ、ワンウェイバルブなんかを使うやり方も有りますが、とりあえず最低限上の工具だけで出来る、基本的なやり方で紹介するです。

・ケミカル類
・ブレーキフルード
・水
・中性洗剤(キャリパーを洗う用。お好みで)
必要なケミカル類
パーツクリーナー、シリコングリスは、必須です。
ブレーキ鳴き止めグリスは、無くても構いません。(シリコングリス使っても大丈夫です)
写真真ん中の小さいのはモリブデングリスを小分けした物。
Nチビの場合はリアキャリパーを外すのに、ホイール外す必要があるので・・・。

ブレーキフルードは、各自お好きな物を。
ただしDOT数に注意して下さい。(DOT3〜4とDOT5、DOT5.1はそれぞれ混ぜてはだめです)

ブレーキフルードは非常に攻撃性が高く、塗装を剥がしたり、目にはいると危険です。
その為、水を用意して下さい。
フルードは親水性が高いため、水ですぐに洗い流せます。
使用したメガネレンチなんかもさっと水を掛け、拭いてあげるとイイと思います。
まずはキャリパーを取り外します。
たいていのバイクでは、2本のボルトで止まってるですが、Nチビのリアはホイールごと外します。

キャリパーが外れたら、パッドを取り外します。
ホンダ特有のパッドピンのメクラを外し、パッドピンを抜き、ブレーキレバーをフニフニ握り、ピストンを押し出します。
写真の位置くらいまで押し出すと、手でピストンを回せるようになるです。
リアのように1ポットのキャリパーで有れば、そのまま抜いちゃってもOKです。
(但し、フルードがあふれ出してきますので、注意しませう)
フロントのように2ポット以上のキャリパーで有れば、大抵はどれか1つが出てくると思うので、そしたら、その1つを手で回せる位置まで出した後、パッドなどで押さえて、他のピストンも押し出すです。
先に1つだけ抜き出しちゃうと、エアコンプレッサーなどで押し出す必要がありるので注意しまうま。

全てのピストンを手で抜ける位置まで押し出したら、そのままピストンを抜いてフルードを流すか、もう1度軽くフレームに取り付け、フルードを抜き取ります。
フルードを抜くです。
上ですでにピストンを抜いちゃった人は、この行程を飛ばして下さいです。
逆に、有る程度慣れた人(エアでピストン抜く人)は、上の行程を飛ばしてこちらです。

まずはブリーダーキャップを外し、ブリーダープラグに8mmのメガネを掛け、耐油ホースをはめます。
(メガネを持って無い人は、買いましょう。オープンスパナでは、気が狂うほどめんどくさいと思います)
耐油ホースの反対側は空き缶へ入れ、リザーブタンクの蓋を外します。これで準備OK〜

1.ブリーダーを緩める(メガネを回す)
2.ブレーキレバーを握る(リアなら、下に押す)
3.ブリーダーを閉める
4.ブレーキレバーを放す

この動作が1セット、全てのフルードが抜けるまで繰り返します。
今はフルードを抜くだけなので、万が一手順を間違えても問題無いですが、エア抜きの時に手順間違えると涙がチョチョ切れますので、今のうちにこの動作に慣れておきませう。
(上の行程でピストンを出した人は、ブリーダーが閉まった状態でレバー握るとピストンが落ちるので注意ヽ(´ー`)ノ)

全てのフルードが抜けたら、キャリパーを外し、ホースを取り、ピストンを抜きます。
上の行程であらかじめ出しておいた人は、手で回しながらクルクルっと抜いちゃいましょう。
エア使う人はブリーダー締めて、バンジョーの所からエアを送り込み、ピストンも交換しちゃうからって人は、プライヤなんかで抜いちゃって下さい。
写真のピストンの入っていた穴の中に、それぞれ2本のゴムが見えます。これがシールです。
内面を傷つけないように、細い物で取ります。
慣れない内は爪楊子なんかを使えば、傷つけることなく取れると思います。

キャリパーが汚れている人はこの段階で洗うと吉です。
中性洗剤を水で薄めてバケツに入れ、中でじゃぶじゃぶ、外側は歯ブラシでゴシゴシしてもよし、パーツクリーナーとウェスでひたすら磨いてもよし。
シールの入っていた溝は汚れが貯まってるので、絶対に傷つけないように綺麗の落としませう。
そして洗ったら水気は良く乾かしませう。フルードは非常に親水性が高いです
ピストンを交換しない人は、ピストンを良く磨いて下さい。
錆や固着したカーボンなどは円周方向にペーパーを掛け落とします。
縦にペーパーを書けると、漏れる原因になるのでやめませう。
ちなみにNチビの場合、ピストンは安いので(1個1000円程度)なるべく使い回しせず交換しちゃった方が良いと思います。

そしたらシールをフルードに良く浸して、オイルシール、ダストシールの順にはめ込みます。
はめ込んだ後は、指にフルードを付け、ピストンのはいる穴の内側に塗りたくります。
そしてピストンにもフルードを付け、押し込みます。
ちなみに写真のフルードが青いのはそういうフルードであって、腐ってる訳じゃないですヽ(´ー`)ノ

ピストンにシリコングリスを塗る人もいますが、個人的にはフルードだけの方が好みです。
あとは外した時と逆の手順で組み付けます。
パッドピンにはシリコングリスを、パッド裏には鳴き止めグリスを塗りませう。
なお、パッドピンは出来る限り交換推奨です。ペーパーで磨いても良いのですが、すぐに錆びて動きが悪くなるです。
組上がったらエア抜きします。手順は簡単には下の通りです。

1.リザーブタンクにフルードを入れる
  (これはタンクレスなので、漏斗を使ってます)
2.ブリーダーを緩める(メガネを回す)
3.ブレーキレバーを握る(リアなら、下に押す)
4.ブリーダーを閉める
5.ブレーキレバーを放す
6.レバーを3〜4回ニギニギする
7.リザーブタンクのフルードを確認する
8.空気が出なくなるまで2〜7を繰り返す

7でフルードが無くなったのの気付かずレバーを握ると・・・。エア抜きやり直しヽ(`Д´)ノ

幾らやってもスカスカな場合は、どこかに空気が貯まってると思うので、キャリパーからマスターまでをドライバーの柄の部分なんかで軽くコツコツ叩いてみませう。
何度も書きますが、ブレーキの整備は下手すると大惨事を招きます。
これを見てもやり方がよく解らない人は、実際バイク屋さんやだれかの作業を見せて貰いましょう。
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